ゼロスマハウスで、もう一つ省エネ

 

ゼロスマハウスで、もう一つ省エネ


先日ご紹介したゼロスマートハウス。

コストを抑えた家に10kW以上の太陽光発電を載せて、売電収入でローン代がほぼ相殺される・・・というしくみです。

それだけの発電設備を入れた場合、室内に置くパワコン(パワーコンディショナー)の廃熱量はかなりのものになります。
(僕自身、自宅と事務所の屋根に結構な量のソーラーを載せていますが、近くへ行くと暑いぐらいです)

この廃熱・・・なんとも勿体ない。
うまく活用できないものか?と考えたら、あったんです、いい方法が!

今お手伝いしている物件では、このパワコンを暖房機がわりに利用することにしました。
晴れた日は発電する=パワコンの熱が発生します。
この熱で温まった空気を床下に送ります。
そうすると、基礎のコンクリートが温まります。
蓄熱式暖房機のような役割を果たしてくれるのです。

家の躯体を温めると、今の断熱性能が高い家ならなかなか冷えません。
山梨は基本晴れているときが多いので、曇りや雨の日が一日ぐらいあっても、余熱の効果でそこそこ暖かいはずです。

朝晩が冷える山梨では、年間の暖房費が結構バカにならないんです。
太陽光の副産物を利用することで、光熱費も抑えられます。

田舎で環境的にも経済的にもエコに暮らせる方法を、今後もいろいろ模索していこうと思っています。