八ヶ岳、気になる基礎代

今までも何度か書いてきましたが、
八ヶ岳の住まいは寒冷地かつ
水が豊富なエリアでもあるので、

 

基礎が大きく(分厚く)なります。

 

「で、どのぐらいかかるんですか?」

というのが気になるところですよね。

 

30坪の住宅だと、基礎代に
200万円以上かかります。
平地だと150万円ぐらいです。

 

なぜ高いのか?

 

まず「凍結深度」の関係で
基礎が深いのです。

  
凍結深度とは、冬場の寒さによって
地盤が凍る深さのことをいいます。

 

地域によって深さは異なり、
地面が凍結すると膨張して
地盤が押し上げられてしまうため、
それより深いところに基礎の
底板などを設置します。

 

  
凍結深度は平地であれば300mm。
寒冷地は600mm。
清里などは800mmです。

 

さらに、八ヶ岳は傾斜地が多く、
勾配差50cmぐらいはザラです。
高低差があると+100万円かかったりします。

 

(都会の一軒家に比べると基礎が高いのがわかるかと思います)

 
とは言えメリットもあって、
高い位置から見下ろすビューの
良いリビングができたり、
基礎に地下室を作ったりできるんです。

 

例えば私が手掛けた物件では、
ワインショップは基礎の中にセラーを。
住居の場合は上がリビングで、
一階は寝室や子ども部屋。

  
一階も庭に繋がっていて、
二階建ての家と導線は変わらないのに、
どの部屋も地面に接している。
これ、すごく暮らしやすいんですよ。

  
もちろん、八ヶ岳にも、
造成されて平らな分譲地もあります。
ただ、そういう土地はその分割高です。

 

個人的には山林などの土地を
なるべく安く仕入れて、
境界が真っ直ぐな感じよりも、
自然な感じの設計で勾配差を楽しむ
方が八ヶ岳らしくて面白いかな、
とは思います。

  
山林は伐採した後にどんな風景になるのかが
ピンと来にくいかもしれませんが、
生えている樹種や方角、勾配の具合から、
イメージを説明できますよ。

こんな暮らしがしたい。

こんな風景の中がいい。

 

といったご要望に合わせて
一緒に土地を探すこともできますし、
気になる土地に同伴することもしています。
お声がけください。

参考記事>八ヶ岳の土地=高低差を生かす