物々交換から物技交換へ?

都会から田舎に移住して
気づくことに一つに、

お金を介在しない交換の豊かさ

がある気がします。

野菜や果物、加工品の
おすそ分けはしょっちゅう。

車で一緒に乗せてってあげるよ
手伝ってあげるよ
といった助け合いも多いです。

都会ではあらゆるものが有料サービス
になっていますが、田舎ではまだまだ
人と人のつながりで吸収されている
部分がある。
 
引越しなども業者を使わずに、
軽トラを使って親戚や仲間うちで
やっちゃうという話が身近です。

だから、「平均所得」といった
数字が語る以上に、
Quality of life は高い
ように思います。

さらに最近、人を集めて壁塗りを
やるなど、リフォームやDIYを
仲間で進める動きも増えています。

これって、
「物々交換」じゃなくて、
「物技(ブツワザ)交換」だなあと。

お礼は終わった後に、
みんなで飲んだり食事をすること。
 
これは、ある意味、
物(お酒や食事)と技(労力)を
交換している
わけです。

(厳密には物そのものが目的ではなく、
コミュニティ自体が魅力だったり
するわけですが)

そのうち、物ではなく、
技と技を交換する
「技々交換」
という
動きも出てくることでしょう。
  
田舎にある「交換」の文化が
こうやって進化して、
地方ならではの豊かさ
生まれていくと面白いな、
と思っています。