移住者と地元民ホンネあれこれ

木曜のことですが、
長坂駅前のcafe BENCH Nagasakaで、
北杜市で実施する移住者アンケート
に先立ち、約15名で意見交換の
ワークショップを行いました。
   

参加者は移住者だけでなく、
地域の産業に関わられている方
市役所や移住者に関わる仕事を
されている方たちです。

このアンケートは、

(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)
(国研)国立環境研究所

の研究で、
  

・移住の動機
・移住先選びの理由
・移住後の暮らしの満足度や課題

などを把握するためのものです。


  
テーマは

移住者を惹きつける中山間地域の
地域資本を解き明かす

こと!

  
私もこのプロジェクトに
関わっているのですが、
それぞれリアルな話が
出てきて面白かったですね。

 

・地域の情報は暗黙知が多く明文化
 されていないため、しきたりなどが
 わからなかった。
 

・何をやるかじゃなくて、
 “誰が”主催者かで来る人が変わると思う。
 

・子どもがいる人は交流のきっかけがある。
 そうでない世代の人は
 スポーツの趣味などがあると
 地域行事で接点が生まれやすい。

 

・地域の人は一見ウェルカムでなく見える。
 が、付き合いの頻度や密度が高まると
 すごく親切。
 

・多くの旧住民にとっては、
 そもそも地域の魅力アップや交流に
 努力する必然性がない。
 

・一過性のイベントでは、
 本当の交流は生まれない。

などなど…

  
移住支援に関わる人間にとっては、
どうやったら移住したくなるか?
地域が魅力的になるか?
という視点になりがちですが、
昔からの住民にとっては必ずしも
そうじゃないんですよね…。

 

だからこそ、
昔からの人と移住者が、
自然にMIXするような場所
があったり、
祭りのような共通の目標
があるといいのかな、
なんてことを思ったりしています。