セカンドライフのご近所づきあい

セカンドライフのご近所づきあい

 

移住されるときによく気にされるのが、田舎のご近所づきあい。

「都会の暮らしに比べるとなんだかディープな匂いで心配なんですが…」
という方、多いです。

山梨には「組」という10軒前後の自治の行政単位があり、何かと共同の活動があります。
地域の祭りや、草刈りなど集落の整備、お葬式の協力など…。
古い集落では組でお葬式が出たら組の人間は3日間協力するという話も聞きますが、最近は減ってきてセレモニーセンターを使うケースがほとんどです。

この組の関わり度合いは、本当に集落それぞれで違います。
(なので、移住の相談時には、どのぐらいの関わりがよいか必ずご要望を確認し、エリアを決めています)
八ヶ岳のある北杜市は移住者が多いので、比較的ゆるやかなところが多いですね。

結論から言うと、それほど心配しないで大丈夫ですし、
組に入って逆に楽しんでしまっては?というのが私の提案です。

子どもが小さなうちに移住する場合は、学校などで地域とのつながりが自然に生まれます。
が、セカンドライフの場合は、自分から接点を作っていかなければ縁ができません。
実際に移住された方も、「下手をすると都会以上に孤独になる」とおっしゃっていました。

八ヶ岳界隈は、地域のイベントも豊富ですし、気のきいたオシャレな飲食店も多いです。
そういったところに積極的に顔を出して店主などに声をかけてみると、どんどん関係が広がっていくと思います。

もちろん、静かな環境で、ひっそりと暮らすのも魅力的だとは思いますが、
私は、田舎暮らしは地域とのつながりがあったほうが何倍も面白くなると感じています。

畑のノウハウを近所の農家さんに教えてもらったり、
薪や、山菜やタケノコ、ジビエなど旬の恵みのお裾分けを頂いたり…。
セカンドライフで移住された方々は物作りが好きな方も多いので、文化的にも豊かな交流ができると思います。
特に北杜市は移住者が多いので、価値観が近く気の合う人が必ずいるはず。

昨年の大雪のときも、地域の助け合いがそこここで行われていました。
災害をきっかけに、組に入っていなかった移住者のエリアで、新たな組を作るという動きも生まれたようです。

便利で人が密集している都会では、ドライにやるぐらいでちょうどいいのかもしれません。
でも、大自然の中で人が暮らしていくには、つながり助け合うほど、豊かに暮らせる。
だからこそ、「組」というしくみが脈々と受け継がれているのかもしれませんね。