八ヶ岳でバイオエタノール暖炉は?

炎のゆらぎを眺めて楽しみたいけど、
薪ストーブを維持管理するのは
大変そう…。

 

そこで、
「バイオエタノール暖炉」
に興味を持つ方が
増えています。

 

バイオエタノールを燃料として、
煙や煤(すす)を排出しないため
煙突や換気設備を一切必要としません。
  

 
<メリット>

・煙突や換気設備が不要
・設置は置くだけでOK
・スタイリッシュなデザイン
・燃焼がクリーン
・煙突が不要なため効率よく暖が取れる
・水蒸気により空気も乾燥しづら
 

<デメリット>
・灯油ストーブなどに比べると燃費が悪い
・酸素が減るので、1〜2時間に一度は換気が必要

 

  
燃費に関しては、
薪に比べれば安価です。

ただ、八ヶ岳では地元にネットワークができると
タダ同然で丸太は手に入ります。
 
が、薪割り、薪置き場の用意、煙突掃除などの
手間もかかります。
それを楽しめる人には薪ストーブが良いですが、
「手軽に炎の魅力を味わいたい」人にとっては
バイオエタノール暖炉は魅力的ですね。

 

 
また、気になるのは
暖房効率ではないでしょうか?

 

たとえば『エコスマートファイヤー』だと、
コンパクトタイプの製品で15畳程度、
大きな製品であれば1台で35畳程度
を暖められるとのこと。

 

ただ、八ヶ岳の標高が高いエリアなど、
寒冷地ではちょっと心許ないかな、
というのが私の印象です。

 

観賞用の小型のバイオエタノール暖炉で
炎を楽しみ、灯油ストーブやエアコンなど
他の暖房とハイブリッドにするのも良いでしょう。

 

もちろん、八ヶ岳でも、
気密性や断熱性が高く、
冬場の日照を取り入れた
住宅設計にすれば、かなり好相性だと思います。

 

そういえば、以前に設計・建築した家は、
日照のダイレクトゲインだけで
家の中が暖かく、朝晩ちょっと
灯油ストーブを焚けば十分暖かいので、
好きで薪ストーブを設置したものの、
ほとんど使う機会がないんです…
と報告されたことがありました(苦笑)。

 

そういう家こそ、
バイオエタノール暖炉が
ぴったりだったかもしれませんね。

 

もちろん、中古リフォームでも、
断熱・気密をどう確保するかは
四季を快適に暮らすのにとても重要です。

 

自然豊かな環境で、
がんばったり我慢をしないで、
快適に暮らす。

 

そんな住まいの実現を応援しています。
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